2級では、秘書の資質、職務知識、一般知識は原則ほとんどが選択問題です。まずは早速過去の問題を参考に例題をみてみましょう。
■例題(「秘書の資質」部門の過去問題参考)
秘書は上司の指示で見知らぬ客の面会を断った。しかしその客が今度は秘書の名刺がほしいと言ってきた。この場合、秘書はどのように対応すべきか、正しいものを解答せよ。
1 上司が断った客でも客に言われたのだから自分の名刺を渡す。
2 上司が面接を断った客なのだから秘書も自分の名刺を渡すことはできないと言う。
3 上司が断った客とは自分もかかわりをもたないほうがよいので名刺は持っていないと断る。
4 断ったとはいえ客なのだから、上司に聞いてくると言う。
5 上司の客であっても秘書の名刺がほしいと言っているのだから、内緒にしておいてほしいと言って渡す。
■解答・解説・対策
さて正解はどれでしょうか。正解は(3)です。理由は、秘書はあくまでサポート役なので上司が断った相手と勝手に関係を築くのは正しい判断とはいえないからです。(2)の判断でもあっているわけですが「渡せません」と断るのでは角が立つので「持っていない」と機転をきかせて答えた(3)が正解となるのです。
このようにすべての選択問題では最終的に2~3のいずれかで最終解答を迷うように設定されています。ですがその最終的な判断はとても難しいと思います。
例えばここだけの話ですが、私の上司は考え方がとても欧米化された方だったので、この場合だったら(2)のように「上司からの許可がなければ、私の名刺も勝手に渡さないように言われておりますので申し訳ございません。」と笑顔ではっきり断るよう指導されると思いますし、私も後輩にそう指導します。
ですから最終的に1つの正解を見つけ出し得点をかせぐためには「秘書検定を上司」と思い「秘書検定という上司の好みにあった解答」を選択できるよう、過去の問題を何度も繰り返し、秘書検定試験2級の独特の出題と解答を覚えこむことが合格への早道となります。
また「マナー接遇」「技能」における記述式問題においても同じような傾向があります。2級では、「手紙の宛名の書き方」や「書類の名称」「祝儀袋の扱い」といった比較的常識的な内容が出題されますが、その中でも「通知書を書く」「上司へのメモを書く」といった問題と解答には注意が必要です。
なお秘書検定試験を実施している(財)実務技能検定協会の秘書検定公式HPがあります。そこでは過去の問題の一部が実際に体験できますから一度試してみてくださいね。