準1級となると筆記試験の合格率も60%前後にまで下がるように、難問がでてきます。選択式問題と記述式問題とがほぼ半々の割合になるので、何より選択問題での取りこぼしがないよう確実に得点をかせぐことが大切です。まずは過去の問題を参考に一問解いてみましょう。
■例題(「マナー・接遇」部門の過去問題参考)
立食パーティーに出席した際の心得について、中から不適当と思われるものを選べ。
1 パーティーに最後までいられないが、主催者にあいさつをせずに途中で帰ってもよい。
2 招待状に服装の指定がないが、会場の格や開宴時刻などから判断して服装を決めるのがよい。
3 会場内に持ちこむ手回り品は小さめのハンドバック程度にし、それ以外はクロークに預けるのがよい。
4 会場入口でわたされた飲み物は、主催者のあいさつが終わるまで口をつけないのがよい。
5 開宴時刻に遅れたときは、来賓が祝辞を述べている最中だったら、祝辞が終わってから会場に入るのがよい。
■解答・解説・対策
さてこの問題の答えは何と(4)なのです。理由は入り口で渡される飲み物は「ウェルカムドリンク」であるからその前に飲むことを目的にしているため、とのことです。ちなみにこの問題の正答率は34%と低めだったとのことです。そうですよね、私だったら(1)や(5)で迷うところですが、みなさんはいかがでしたか?
実際に、小さなパーティーで主催者を良く知っているような場合には(1)の対応ではちょっとまずいわけで、できれば「挨拶」をしてから帰りたいものです。同様のパーティーで(5)もあまりに目立つような場合は、雑談の時間が始まってから会場に入るという配慮も十分に必要で間違いではないと思うのです。
私の経験や他の秘書検定受験経験者にその辺の感想を聞いてみても、やはり同じように「より正しいのはどれか?」で最終的にひとつに絞るのが難しいようです。
このように秘書検定では、選択問題といっても最終的に2~3個のいずれかで迷うように設定されています。この辺も2級と同じような傾向にあります。ですから「私のだったら」「私の上司だったら」と考え勉強・問題をとくと、秘書検定独特の思わぬひっかけ問題にひっかかってしまうことがあります。
その代わりに「秘書検定という上司だったら」と考え勉強し、その「秘書検定という上司の好みに合った解答」を覚える必要があるのです。
同様に記述式の問題でも同じような傾向がありますが、基本的には「来客時の席次について」「訃報の際の電報の文章や確認しておくべき点」などかなり実務的な内容が増えてきます。ですから実際に秘書業務についている方ならある程度正解できるわけですが、ここでも「秘書検定という上司にあった解答」を覚えこむことが、合格への近道となるのでちょっと注意が必要です。
なお、先にも紹介した(財)実務技能検定協会の秘書検定公式HPでは、過去の問題の一部が実際に体験できます。ぜひ一度は試してみてくださいね。